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脂質のコントロール目標値は個々の動脈硬化のリスクによって決まります
2018.06.20
心筋梗塞や脳卒中などの危険因子として、高LDL(悪玉)コレステロール血症 低HDL(善玉)コレステロール血症 高中性脂肪血症がよく知られていますが、疾患を予防するためのそれらのコントロール目標値は一律ではありません。過去の様々な統計から、年齢 性別 危険因子の有無などにより、その患者さんが「病気が起こりやすい危険性が高い人」なのかそうでない人なのかを判断し、個々の動脈硬化性疾患の「起こりやすさ」からそれを予防するための管理目標値を定めています。その結果、リスクの低い人には内服薬も不要ですし、反対にリスクの高い人には内服薬や注射剤などを用いてしっかりとコントロールする必要があります。(日本動脈硬化学会ガイドライン2017より)