循環器内科

糖尿病とは?

糖尿病とは、慢性的に血液中のブドウ糖濃度(血糖値)が高くなった状態が続いている病気です。

ブドウ糖はからだにとって最も重要なエネルギー源です。
食事から摂取されたブドウ糖は血液中に溶け込んで全身に運ばれ、インスリンというホルモンのはたらきで、肝臓や筋肉などの細胞内に取り込まれ、利用されます。
通常、血液中のブドウ糖濃度(血糖値といいます)は、いくつかのホルモンのバランスによって、一定の範囲内に保つように調節されています。ところが何らかの原因でインスリンの効果が発揮されないと、ブドウ糖が有効に利用されず、血液中にだぶついてしまいます。
このような状態を高血糖といい、高血糖の状態が長く続くのが糖尿病です。

そこで当院では、各患者さまの病状、ライフスタイルに合わせた治療をご提案させていただきます。
血糖値、ヘモグロビンA1c(グリコヘモグロビン)測定器を設置しており、約5-10分で検査結果が分かるため、当日検査結果をお伝えすることが可能です。忙しい仕事の合間にも通院が可能です。また、内服治療のみならず、外来でのインスリン導入や血糖自己測定の指導も行っております。

インスリンとは?

インスリンは、すい臓から分泌されブドウ糖を効率よく利用するうえで必須のホルモンです。
インスリンの効果が発揮されなくなると高血糖になってしまいます。

発揮されない原因には、食後血糖値が上がった際にすい臓からのインスリンの分泌が遅れたり、量が少ない場合(インスリンの分泌異常といいます)と、分泌されていてもインスリンがうまくはたらかない場合(インスリンの効きが悪いといいます)の2つが考えられます。

高血糖の何がいけないのか?

症状

糖尿病の症状は気づきにくく、多少血糖値が高いくらいでは全く症状のない人がほとんどです。しかしその程度の高血糖でも合併症は着実に進行しています。
血糖値が高くなってくると口渇・多飲・多尿  手足のしびれ 便秘 身体がだるいといった症状が見られます。

  • 手足がしびれる
  • 便秘がちである
  • よく喉が乾く
  • トイレが近い

合併症

高血糖の状態が長く続くと、全身の血管や神経が障害を受けてさまざまな合併症を引き起こします。
自覚症状として、なかなか現れないものが多いですが、放っておくと知らぬ間に合併症が進んでしまいます。

糖尿病の治療

糖尿病の治療は、「血糖値をコントロールし、合併症の発症や進行を防ぐ」ために行います。 最近の研究では高血糖状態のみならず、高血糖や低血糖など血糖の「変動」も心血管合併症のリスクであることが指摘されており、バランスのとれた血糖コントロールが必要とされます。

治療の基本は、食事療法と運動療法です。そして糖尿病を正しく理解し治療を継続することです。それでも十分なコントロールが得られない場合は薬物療法を行います。
血糖値が正常域近くにコントロールされていれば、健康な人と同じような日常生活を送ることができます。

糖尿病の治療(食事療法)

食事療法は糖尿病治療の基本です。 栄養のバランスを考えて、適量をとるようにします。
インスリンがうまくはたらかない原因のひとつとして、肝臓に脂肪が余分にたまること(脂肪肝)が注目されています。
食事療法を行うことにより、体重減少はわずかであっても、肝臓の脂肪は大幅に減少し、糖が効率よく利用されるようになります。

  • 腹七分目にしましょう。
  • 脂肪は控えめにしましょう。
  • 食物繊維を豊富に摂りましょう。
  • 朝食、昼食、夕食に分けて摂りましょう。
  • 規則正しく食べましょう。
  • ゆっくりよく噛んで食べましょう。
  • 栄養はバランス良く摂りましょう。

糖尿病の治療(薬物療法)

薬物療法は、食事療法と運動療法だけでは十分なコント口ールが得られない場合に行います。
薬物療法には、経口血糖降下薬とインスリン療法があります。

低血糖について

低血糖は、糖尿病の治療中に起こりうる緊急事態です。
インスリン療法やSU薬服用中の患者さんは注意が必要です。
きちんと理解し、適切な対応ができるようにしておきましょう。

低血糖時の対応

ブドウ糖の携行
ブドウ糖あるいは砂糖やジュース(ブドウ糖を多く含むもの)などを常に持ち歩くようにし、低血糖と感じたらすぐに摂ります。

注)α‐グルコシダーゼ阻害薬を服用している方は必ずブドウ糖を摂ってください。
ブドウ糖の入手は医師に相談しましょう。 決して我慢してはいけません!
意識レベルが低下するほどの低血糖を起こしたときは、必ず医療機関で治療を受けましょう。

再発の予防

低血糖の原因を突き止める
低血糖を起こした状況を記録しておくとよいでしょう。

糖尿病患者力一ド(IDカード)の携行
「わたしは糖尿病です。」と表示された力一ドを常に持ち歩くようにしましょう。
周囲の人に自分が糖尿病治療中であることをあらかじめ説明しておき、協力をしてもらうとよいでしょう。

ID力一ドは送料のみで入手できます。
問合せ先:社団法人日本糖尿病協会(電話03-3514-1725)