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予防接種についてお話をしてきました
2018.10.05
休診日の昨日は往診を午後にして、児童館でお母様方に対して予防接種の話をさせていただきました。
「病気については詳しいことはよくわかりませんが、大切だと聞いているので接種しています」というかたがほとんどで「予防接種によって病気から守られている」ということを実感する機会はなかなかありません。
2013年そして2018年の首都圏から拡大している風疹の流行や、春先に一人の沖縄旅行者を発端に名古屋市内、そして守山区の当院まで巻き込まれ大変な思いをした麻疹の流行について実体験をまじえてお話させていただきました。
「日赤病院の1階を通ってすぐにご家族が入院している病棟に行っただけで麻疹に感染してしまった患者さん。そして、その患者さんの会計処理をして一言二言会話をしただけで麻疹に感染してしまった近医の薬局の職員のかた。その患者さんと狭い部屋で結構長く話をしていたにもかかわらず、麻疹に感染しなかった私と当院のスタッフ。両者の違いはなんだと思いますか?」とか話すと、皆さん興味深そうに話を聴いてくださいました。
「予防接種は自分自身を守るためだけではなく、世代を越えて30-40年先の子供や孫をも守ることができる」ということが伝わればいいと思いました。